一枚の絵が完成した(オーダー作品)。
■F8号455mm×380mm
■アクリル絵具×キャンバス
■2022年12月
先日、玄関に飾る絵を描かせていただいたご夫婦のご自宅に飾る
家族のお守りとなるような、家族を見守る絵。
▼ご夫婦からいただいた言葉(このキャンバスの下地に絵具でこのメッセージを残した)
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何気ない日常が
最高の1日となるように
この幸せを当たり前と思わず
感謝の気持ちを忘れない
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▼お二人の言葉を受け、私が感じ・想いながら描いた言葉
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おかえり
ただいま
ありがとう
ごめんね
嬉しい
楽しい
ありがとう
が言える関係 その場所 Home(家)
長い年月の中で 楽しい時も 笑顔あふれる時も
時に喧嘩することもあるでしょう
でも そんな日々起こる何気ない日常こそが宝物
二人が共に その日常を 積み重ねていくことこそ
奇跡の時間
ーーー
私は絵を量産できるタイプではない。
一枚描くのに数ヶ月かかったりする。
キャンバスを前にしても
全然筆が進まず、
“結局描けなかった”
という時もある。
絵には必ずエネルギーがのるから
自分が体調不良の時は
オーダー作品の絵を描くことは控えたりする。
きっと、こんなやり方は非効率だし
不器用だと自分でもわかっている。
でも私が大事にしたいのは、
自分に正直でいたかったり
自分の感覚に誠実でいたい
ということだったりする。
だから、それを守ためには(今の自分の力量では)
誰に何を言われようと、そのスタンスでいいと思っている。
廊下に飾られた写真とメッセージが届いた。
この絵を飾ることで
お二人の中で改めて言葉にはしていないけれど
共有している大切な何かがあったように感じた。
絵はお渡しして終わり。
ではない。
私の場合
ここからが始まり。
ここから始まる物語。
いつかこの絵に筆を入れる日が来るのかもしれない。
この絵と向かい入れてくれた方々と紡ぐ物語がある。
いつか来るその日のために
人としての器を広げていたい
人として成長していたい
そして
もっと自分に夢中になって
その時の自分を精一杯生きていたい
それが私の道を進むということ。
ありがたいご縁に感謝しています。