「新居の玄関に飾る絵を描いてほしい」
というご依頼をいただいた。
正式にご依頼いただく前から
「玄関に飾る絵を描いてほしいと思っている」
というお話をお聞きしていた。
だから
詳細をお聞きする前に試しにこっそり描いてみた。
お二人と一緒に同時に接する時間は数分にしか満たなかったけど、確信的に感じることもあるから。
一方で描かされている感覚も同時にある。不思議とスラスラ筆が進んだ。
信頼している方からのご依頼だったので、何の迷いもなく
お二人がまとう空気感
大切にしているであろう想い
に想いを馳せながら筆を進め完成した作品があった。
■F10号 530mm×455mm
■アクリル絵具×キャンバス
■2022年9月
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オーダー作品を描くにあたって、
お二人にお話をお聞きするため&サイズを決めるために
サイズ別のキャンバスを数枚持参してご自宅にお邪魔した。
お二人を想って描いた絵ももちろん持参して。
飾る予定の壁に、サイズを決めるためキャンバスを仮置きしていく。この絵の番になった。
この絵いい
この絵かっこいい
この絵がいい
むしろこの絵がいいんじゃない?
そんな言葉が、お二人から出た。
実は…
「お二人を想って、玄関に飾ることを想って、描いてみた絵なんです。」
とコンセプトと共に、その時はじめてお伝えした。
(そもそも、お二人の想いや好みの色を聞いていない。新しく描く気満々で訪問していたのにも関わらず)
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ここから始まり
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いってらしゃい
いってきます
支え合う
助け合う
分かち合う
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*実際お伝えした内容はもっと長いです
「今、鳥肌がたった!」
と興奮気味にお二人が伝えてくれた。
嬉しかった。
私は感性で非言語情報を呼吸をすうように感じ、受け取ってしまう。その感覚を大切にしながら絵に表すことで、お相手の方々がそのエネルギーを感じ受け取って下さる循環。
絵には必ずエネルギーがのる。どれだけ自分の純度高く、そして目に見えない大切なことを感じ大切にできるか。その自分を信じられるか。
自分への戒めとして、自分の魂の声に純粋かどうか、いつも自分に問いている。そこに向き合える強さこそ、私が呼吸をするようにできる強みでもあるし、例え痛みを伴ってでも、そうせざるを得ない譲れない生き方でもあるから。
誰でもいいわけではない。
こうして大切な想いを共有できる方々の絵を描いていきたい。
今回、お二人から私への大きな愛と、自分をもっと信じていいという確信をプレゼントされた出来事だった。本当にありがとうございます。涙
今、お二人のご自宅に飾るもう一枚の絵を作成中。絵の完成が私自身もとても楽しみです。