諦めましょうとか
手放しましょうとか
覚悟を決めましょうとか
そんな甘っちょろい話ではなく。
人生の中で、
「もう絶望するしかないんだ」
「ただこれを受け入れるしか選択肢がないんだ」
ということを「思考」としてではなく「体験」として
腑に落とし悟り覚悟した経験のある人は少なからずいるだろう。
「直面させられた」という表現がしっくりくるのかもしれない。
それは時に
自分の身に起こる出来事だったり、大切な人との関係だったり、その間に起こる出来事だったり、様々だと思う。
それを
ちゃんと降参して
ちゃんと絶望して
ちゃんと終わらせる
なかったことにせず
自分の人生の体験として排除せず受け入れる。
簡単なことではない
何年もかかるかもしれない
もしかしたら終わらせたくないかもしれない
でも
それを経たからこそ見える世界がある。
体験できる世界がある。
そんな体験をしたことのある人は、もれなく美しい。
言葉では表せられない魅力を纏っている。
その魅力に私は無条件に惹かれる。
絶望するということ。
