ワタシじゃないものに憧れ
ワタシじゃないものになろうとしていた
自分の人生と向き合うため
仕事を手放した
社会で生きるために身につけた
たくさんの鎧を手放した
その先で待っていたのは
「何者でもないただのワタシ」だった
それはある意味 誰にも代わることができない
「唯一のワタシ」でもあった
隠してきた”自分の弱さ”に
幾度となく対峙した
その度に
自分の人生の選択に 不安になった
振り子のように揺れる自分に戸惑い
何度も混乱した
覚悟を決めて歩み出したそのプロセスは
自分の人生の確かなあゆみを実感する一方で
怖かった
苦しかった
そして たくさんの孤独を感じた
でも どんなに逃げ出したくても
誰にも変わってもらえない自分の人生に向き合った
トンネルを抜けた先で待っていたのは
豊で尊い世界だった